BGMとしてのお経

 昨日、義父の17回忌法要の法事があった。お坊さんのお経を聞いていると、なんだか心地がいいBGMに聴こえてくる。お坊さんというのは、お経を読むのが修行の主になると思うのだが、鼻音を聞かせた声が、耳に心地よいのである。真言宗のお経で交互になっていないので、何を言っているのか、わからないのだが、聞きつつ、これはオリジナルのサンスクリットの音をどれほど残しているのだろうと、知的好奇心を喚起してくれる。

 どうも昨日のお経が気になり、サブスクリプションサービスをうけているAmazon Musicにお経なんてあるのだろうかと検索すると、なんとそれがあるのである!しかも各宗派ごとに揃っている。妻の実家は真言宗だが、我が家は日蓮宗、そして、我が勤め先は曹洞宗だ。それぞれあって、なかなか興味深い。クラシックもいいのだが、お経をBGMがわりに書斎に流していると、心が落ち着き気がする。家族に聞かれると、どうしたのかと問われてしまうので(苦笑)、密かに聴いているのだが、なかなかいい。日蓮宗だと木魚の音も一緒なので、お寺にいるムードが高まってくる。

 サブスクリプション契約をしている人は、ちょっとお試しに聞いてみてはどうだろうか。日常の音楽とはちょっと違うBGMが楽しめる。

LikeBook Aresがさらに便利になる

 一昨日、LikeBook Aresのアップデーターが来ていたので、アップデートした。今までのデフォルト画面に比べると、メモ帳、電子書籍、アプリの切り替え画面が見やすくなり、心なしか、反応速度も上がったと思う。

 今回のアップデートで便利になったのは、まず電源管理だ。いままで3時間以上放置すると、自動的に電源がoffになって、使う時に起動までしばらく待たなくてはならなかった。朝、Japan Timesのサイトを見るのと、電子書籍を読むのがメインなので、毎朝、その起動時間を待つのが、たかだか数分とはいえ、ストレスになっていた。しかし、今回のアップデートで電源がoffにならない設定ができるようになり、いわゆるスリープの状態で維持できるようになった。

 もう一つ便利になったのはメモ帳だ。メモ書きがそのままEvernoteに画像としてアップロードできるようになったのだ。これもかなり便利な機能で、ようやくAresのメモが有機的に使えるという目処がついた。これなら、メモ帳としても活用できる。それほど期待していなかったデバイスゆえに、ちょっとでもいい機能が見えてくると、すごく得をした感じがする。

 なんだか、これは人にも言えるんじゃないだろうか?期待しすぎた人がこちらの思うほどではないとがっかり感が強いし、逆に期待していなかった人に思いの外、いいところがあると惹かれるところが強くなる。機会も人もご縁のものと言えるのかもしれない。

Huis Remote Controller 購入

 このブログでも書いたように、すっかり書斎のAV環境が変わり、それとともにそれぞれのリモコンが増えてしまった。リモコンも全ての機能を使うわけではなく、最小証言のボタンしか使わないのに、サイズが大きく、意外に置き場所に困る。さらには、使いたい時に、どこかにいってしまうというマーフィーの法則も働いてしまう(笑)。

 使わないリモコンは引き出しにしまっておけばいいのだが、使う時に取り出すのも面倒だ。さて、と考えいた時に、頭によぎったのが、そにーの学習リモコンだ。ソニーはDPT-RP1, DPT-CP1の他に電子ペーパーを使ったものとして、Huis Remote Contollerを作っていたのを知っていたので、改めて調べてみると、なんと自分でリモコンのデザインまでできるらしい。早速、楽天のポイントを活用して、ポチッとしてしまった。

 無料のアプリケーションを使って、書斎のAVシステムの3つのリモコンを1画面にまとめてしまった。

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 この1台で3つのデバイスがコントロールできる。さらには別画面でエアコンのリモコンを登録し、これで4つのリモコンが一つのリモコンに集約できた。たかがリモコンに25,000円をかけるなんて馬鹿げているようにも思えるが、意外にこれは楽しい。単にリモコンをまとめるだけではなくて、自分だけのオリジナルリモコンを作れるという意味では楽しく遊べるデバイスにもなると言えるだろう。

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哀悼

 昨夜悲しい知らせが入ってきた。ミスター・ドラゴンズ、高木守道氏の逝去だ。千葉県民の私が岐阜出身の家庭教師の影響でドラゴンズファンになった時から、セカンドは高木と決まっていた。燃えよドラゴンズだって、1番高木が塁に出て、だった。(ちなみのその中にある3番井上タイムリーの井上さんとは3年ほど一所に仕事をさせていただいた。)

 私が名古屋に赴任した年の10月、伝説の10.8があり、同率で並んだドラゴンズとジャイアンツの試合に大興奮したものだが、その時の監督が高木さんだった。

 それから数年、再びドラゴンズの監督就任前、高木さんを励ますパーティーに出席して色紙にサインを頂いた。高木さんのテレビでの解説が好きだった。

 

心からご冥福を御祈りします

 

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ほぼ夢の実現

 スピーカーを変えるという話をしてから、いろいろあって、ようやく更新できることとなった。

 まずスピーカーだけどDaliのOberon1というブックシェルフスピーカーに変えた。価格.comでは売れ筋のトップになっている。店でも試聴して、楽器ならまあ良い音じゃないかと思って購入した。あらためて書斎でならしれビックリ!こんなに良い音でこの曲が流れるのかと。今まで聴いていた曲が生き生きとしてくるし、女性ボーカルは耳許で囁かれるような艶っぽささえ感じってくる。

 実はスピーカーを変えたら今度はアンプを換えたくなった。MarantzのPM5005はアナログアンプなのでデジタル入力には対応していないし、Airplayを使ってAmazon music HDもハイレゾの再生ができない。

 そこで同じMarantzのレシーバーCR-612にした。コンパクトながら、パラレルBLTという技術でパワフルにスピーカーに圧をかけてくれる。おかげで低音のどっしり感がよくわかるようになった。逆に響き過ぎてしまうので、スピーカーの下にはインシュレーターを置いた。衝撃吸収剤として有名なセルボセインだ。実は授業で使っているBoseのsoudlink miniにも敷いている。

 ついでにラックもコンパクトなものに変えてしまった。寝室に置いていたテレビも持ってきて、すっかり自分だけのAV環境が整った。考えてみれば、高校生のとこからこういう環境に憧れていたのだ。コンパクトながら充分な音環境。もうこれでしばらくはオーディオに夢中になることはしばらくはないような感じだ。

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さようなら、fostex, こんにちは、dali

 9月に購入したフォステクスのバックロードホーンスピーカーボックスと、10cmのスピーカーユニットのコンビだが、どうしてもボーカル、特に女性ボーカルのこもり具合が気になったので、メルカリに出品したところ売れた。

 そこで、次のスピーカー選びとなり、この数週間、楽しく悩んだ結果、daliのoberon1とすることにした。メルカリの売り上げと5%のキャッシュバックで、実質2,5000円での購入となる。ローンを組んで、TannoyのAutograph miniを、とも思ったのだが、さすがに厳しい。またdaliのmenuetも考えたが、やはりコストと性能のバランスを考えると、oberon1となる。

 ビックカメラヨドバシカメラで試聴もさせてもらい、この判断となった。到着は今週の金曜日の予定。週末には、新しい音源で楽しめそうだ。

Amazon music HDに申し込む

 オーディオの話の続きである。スピーカーに向かって音楽を聞くというのは、ある程度時間の余裕がある時でないとできない。この年末年始の休みに、じっくりと音楽を聴き始めると、今まで気づかなかったことを認識することが多くなった。スピーカーのボーカルの件は前々回に書いたが、今回は音の深みというか、情報量のことだ。

 持っていたCDを全て、iTunesに256kbpsの圧縮率で読み込んで、CDは処分してたのだが、このデータ圧縮率を選んだのは、Apple Musicで販売している曲のデータ圧縮率だったからで、それに合わせたのだ。この夏まではBoseのSound Link Miniで聞いていたので、この圧縮率でも問題はなかった。ところが本格的にアンプやスピーカーで聴き始めると、ちょっと音の平坦さが少し分かるようになってきた。

 そんな中、AmazonがCD音質でのストリーミングサービスを始めた。最初の3ヶ月は無料だ。データはロスレスで、CD音質であり、中にはハイレゾ相当のものもある。無料期間だけでも試してみようと思って、聞いたら、驚いた。確かに音の情報量が違うのだ。プライム会員だと年払いで、1ヶ月1500円弱。毎月CDを1枚買う感覚で、聴き放題だし、CDをため込む必要もない。聴き放題だから、今まで、購入してまで聞いてみようとは思わなかったアーティストまでも聴き始めた。息子が好きだというBounty Footも聞いてみると、なかなか歌詞がいい。懐かしい惣領智子のアルバムだって、聞けるのだ。

 あっという間に気に入ってしまって、iTunesに登録してあるアルバムをせっせと探し出して、playlistに登録している。これなら、iPhoneだって、iPadだって、最低限の容量でその都度、ストリーミングの音楽でいいじゃないかと思えてしまう。いや、なかなかこれは、目立たないけど、CDを持つこと、そのものを辞めさせてしまうほどの衝撃があるんじゃないだろうか。