君が代

 一昨日、突発的に思い立って、帰省中の息子とナゴヤドームに野球観戦に行った。我が家はドームに近いので、行こうと決めてから、車で15分ほどでドームについてしまう。久しぶりに生の野球観戦だ。
 試合前、国歌斉唱の時間となった。観客は起立、選手もベンチ前に起立だ。君が代と言えば、子供の頃は小学校でも中学校でも斉唱した記憶があるのだが、最近はないようだ。
 君が代にはいろいろな考え方の人がいるから、観客でも全員起立しているわけでもない。まして、歌う人はそれほど多くない気がしたが、我が家は私も息子も大きな声でとはいかないまでも、普通の声で歌う。いつも思うのだが、外国人選手でも、君が代の時間には敬意を表してくれる。それなのに、自国民は…と思ってしまう。
 国旗と国歌には血塗られた歴史もある。それはどの国でも同じではないだろうか。米英仏の国旗と国歌にどれほどの血塗られた歴史があるだろう。被害者にもなり、加害者にもなっている。私は、だからこそ、その悪い歴史も忘れることのないように国旗と国歌は受け継ぐべきと考える。
 さきほどもいったが、これは私個人の考えで、誰かに強要するべきことでも強制するべきことでもない。だが、とかく、国旗と国歌については左翼も右翼も極端に考えが振れているのはどうなんだろうと思う。わりと穏健な一人の日本人として、こういう考え方もあるとここに記しておきたかった。

 

f:id:msasaki1963:20180816095911j:image