立ってiPad, 寝てiPhone, 机上でやるならMacBook Pro

 立って半畳、寝て一畳、天下取っても2合半。これはいくら出世した人でも、成功した人でも、限りがあり、「吾唯足知」を表現した言葉と捉えられる。さて、今年も、ここでは様々なガジェットについて書いてきたけれど、やはりガジェットをいくら使っていても、自ずから使う頻度が多いものは決まるし、必要以上には使いこなせない。立って授業するときにはiPadだし、寝モバにはiPhoneを使うが、仕事の作業をこなすならMacBook Proになる。

 前回、iPad Proをノートがわりに使うと書いたが、これはかなり良い。今まではDPT-CP1を絶えず持ち歩いていたが、iPad ProのGoodNotes4を使い出したところ、研究室に置きっ放しのiPad Proとポケットの中のiPhone Xs Mac's が連動し始め、デバイスを持ち歩くことがなくなった。研究室や教室ではiPad Pro 12.9 (第二世代)、移動中はiPhone, 自宅ではiPad Pro 11インチとなったのだ。持ち歩くデバイスの重量が増えると危惧したら、逆に、持ち歩く必要がなくなってしまったのだ。

 こんな風に連動したデバイス達だが、これを超えるほどには数はいらない。また2台体制のソニーのデジタルノートだが、こうなると2台も必要かと自問が始まる。リーダーとしてどこまで持ち歩いていただろうか?もしかすると1台は研究室に置きっぱなしにして、いつでも自炊した研究書を読めるようにするのが理想なのかもしれない。もしも余るのなら、売却して、次のガジェット資金にするのも悪くない。

 

 来年はどんなガジェットが出るのだろうか?ついつい衝動買いしてしまうのだろうが、楽しみだという自分と、「吾唯足知」を心得よ、と声高にする自分との間できっと、来年も悩むことだろう。まだまだ煩悩の塊で、悟りは遠いようだ。