日頃の仕事の記録と、研究ノートの作成をソニーのデジタルペーパーDPT-CP1からiPad ProのGoodNotes4に切り替えることを前々回に書いたと思う。その結果、思わぬ効果があり、研究室に置きっぱなしのiPad Proとポケットの中のiPhone Xs Mac’s と自宅のiPad Pro11インチが連動して、iPad Pro11インチを持ち運ばなくても記録が取れ、持たないモバイルの再来を書いた。
そうなるとDPT-CP1が本当にビューアーだけになってしまうので、なんとか活用できないかと考え、DPT-CP1でも記録を取り、それをiPad ProのGoodNotes4に取り込んでPDFをマージすればいいんじゃないかと考えたのだが、なかなか一筋縄ではいかなかった。
まず、DPT-CP1でメモを取り、
それをDPA Mobileというアプリを使ってiPadに取り込こみ、
それをGoodNotes4で開くようにしてみる。すると、DPT-CP1でメモしたところが、すっかり豆腐状態となり、正しく表示できない。
ここからが問題なのである。どうやって、正しく表示させることができるか。いろいろと試行錯誤を重ねたところ、Documentsというアプリを使って、一旦読み込んでから、出力すればいいということがわかった。
Documentsで読み込めば、まずは表示が正しくなる。
Documentsで開いたら、右上の…からshare(出力)を選ぶ。
すると出力形式を聞かれるので、かならずflattened copyを選択する。
続いて、出力先を選ぶように求められるので、そこからGoodNotes4を選ぶ。
すると、正しく表示されたものがGoodNotes4に取り込まれるので、それを既存のメモファイルにマージすればいい。
いささか面倒ではあるが、これで軽いDPT-CP1を引き続きメモにも使うことができ、なおかつ、iOSデバイスでいつでも、編集できるファイルとして使えるのだから、便利極まりない。重たいデバイスを持ちあることを覚悟して、GoodNotes4への変更を決めたのだが、結果はその逆で、むしろ軽くなっていくし、持つにしても従来の軽いDPT-CP1で構わないという、まさに瓢箪から駒の結果となった。