漢文の学習

 この数ヶ月、息子の高校時代の教科書の整理をしていたせいか、漢文をもう一度学び直したいという欲求が出ている。高校時代の子分の授業では漢文はからっきしダメで、本当に苦手だったのだが、ふと、中国語の語順は英語によく似ているじゃないかと気付いてから、英語的に読んでみると、なるほど、意味がわかりやすい。子、曰くなどはまさにThe teacher saidではないか。

 だが、もう一度レ点や一二点などを学びなおさなくてはならない。そこでgoogle先生に頼ると、便利な時代である。いくつも解説の動画が出てくるではないか。じっくりと動画の授業を見てみると、なるほどわかりやすい。次にネットに出ている練習問題をいくつかやってみると、感じの順番がよくわかる。まだまだ読み下し文を作れるほどではないにしろ、原理原則がわかってきた。あとは助動詞や女子の順番とバリエーションがわかれば、意味がとっていけるような気がする。この調子なら、中国語の勉強もできるだろうか?

 この数年、ドイツ語、ラテン語トルコ語と手を出しては挫折しているので(苦笑)、いつまで続くかはわからないが、やはり言葉の勉強は面白い。そして、漢文という、外国語を翻訳する技術を数百年前に確立した先人たちの創意工夫に敬服する。もしかして、英語にもレ点と上下点をつけてみたら、うまく学生に教えることができるだろうか?