毎朝、LikeBook MusesでThe Japan Times のニュースを読んでいる。このデバイスの購入動機が、まさにこれであり、ここでも購入のことは書いた。
さて、このデバイスを使ってGoogle Chromeを使って読むのだが、わからない単語があると、それをタップすれば、別のタブで単語の意味がwebで検索されて表示される。大変便利な機能で、読解もはかどる。
さて、今朝、株価のニュースを読んでいて、havenという単語が出てきた。「tax havenはこちらを使うはずだったよな」、「天国じゃないよな」と思いながら、タップして、別タブで意味を調べると最初に「天国」と訳語が出てくる。「えっ!うそっ!」と改めて、電子辞書を調べるとhavenは「港、停泊地、転じて聖地」とある。やはり天国ではないのだ。
だが、ネット検索だと、おそらくは誤用のデータも取り込まれて、蓋然性の高い「天国」が表示されるのだろう。最近、学生が辞書を使わず、単語調べはスマホでweb検索をかけることが多いのだが、こうした落とし穴に無意識に落ちていくのだと、ちょっと怖くなった。秋学期の授業では、改めて、ネット検索の落とし穴についても話していこうと思う。