The Briton Miracle

 ラグビーW杯での日本の活躍が大きく取り上げられていて、嬉しい。特にラグビーファンということはないのだが、2003年にオーストラリアに住んでいた時に、ラグビーのW杯がオーストラリアであって、その時の盛り上がりが忘れられないのだ。あの時、日本の試合も中継があったのだが、一勝もできずにテレビの前で世界との圧倒的な差を感じたものだった。

 オーストラリアは活躍して、オールブラックスとも戦ったと記憶している。その時に、オーストラリア代表の監督だったのがエディー・ジョーンズだった。そのエディー・ジョーンズが、まさかその後、日本の代表チームの監督になるんなんて思いもよらなかったし、2015年に南アフリカに勝つなんて思いもしなかった。

 今、DAZNでThe Briton Miracleという事実を元にしたドラマが公開されている。それはエディー・ジョーンズが日本の代表チームの監督になって、南アフリカに勝つという奇跡を起こすまでの物語だ。ドラマではエディー・ジョーンズがそれまでの日本のしきたりを打ち壊し、選手たちを追い込み、それでいて、自分自身も追い込んだ様子が描かれている。

 昨日、アイルランドに勝ったが、これも奇跡的だ。だが、その布石は、まさにエディー・ジョーンズが6年も7年も前に日本に作ってくれたものだと思う。エディー・ジョーンズは、今年イングランドの代表監督として、来日している。彼の目にも日本の活躍は、もやは「当然」と映っているんじゃないだろうか。