電子書籍のメリット

 ちょっと前にkindle電子書籍はリアルな紙書籍のページに対応しているものもあると書いた。これによって、専門書籍の引用についても使えるので、紙の書籍の必要性がなくなる。残念ながら、全ての書籍がページ表記できるわけではなく、locationしか示さないものもあるので、専門書籍については引用できるように、紙のものも入手する必要がある。

 さて、電子書籍のメリットだが、今更ながらにスペースが削減できるだけではなくて、いくつかのデバイスで、同期しながら、どこでもアクセスできることこそ、その最大のものだ。特に昨今の新型コロナウィルの影響で、できるだけ人との接触を避けた方がいい。我々、文系の研究者は幸い、書籍にアクセスできれば、研究室に固執する必要はなく、自宅の書斎でも同じことができる(もちろん、メールでも電話でも大学からの連絡にもすぐに対応できるようにしている)。

 本学の教養部の教員は2つから3つのキャンパスを掛け持って授業をすることになるので、研究室を離れた場所でも書籍にアクセスできるメリットは計り知れない。もちろん、そのためにはデバイスも必要になるし、目を通す時間が長くなるといういうことは、とうぜん、液晶よりも電子ペーパーの方が有利ということでもある。ネットにつながり、10.3インチ以上のモニターサイズ、となると、Boox note2, Boox Max3, Likebook Alitaが適切なものだろう。

 …というわけで、今、すごくBoox Max3が気になって仕方がないのである(笑)。