よみがえったコントローラー

 もう10年前のことだが、iPadが出て、教育への応用が叫ばれ始めた頃、ちょっとあちこちから声がかかって講演やプレゼンをするようになった。そのときに、手元でiPadMacが制御できるようにと小さなコントローラーを購入した。

 

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ところが、購入後、これはiPadkeynoteを制御できないことがわかり、長いこと、納戸の奥にしまい込んでしまった。一昨日、Boox Max3でKindleのページ送りを手元でできないかなと、このコントローラーのことが頭をよぎり試してみた。
 最初はボリュームだけの調整しかできないし、Kindleでは反応がないので、だめかとあきらめかけていたときに、Andrid版のKindleではスマホのボリュームボタンでページ送りをする設定項目があると知り、Boox Max3でも設定を開いてみたら、その項目がある。ダメもとで、それを音にして、コントローラーを使ってみたら、ビンゴ!うまくページ送りができる。
 これでページめくりで、いちいち画面をスライドしたり、たっぷりしたりする必要がなくなった。まさか、こんなところで、窓際族のデバイスが役に立つとは。デバイスも人間も、どこかかならず脚光を浴びるときがくるもんだと改めて痛感した次第。