そして、振り出しに戻る

 先日、紙を変えて、Renault RE30を作り始めたことをここに書いた。途中の制作レポートもアップした。いささか紙が薄くて、強度的に疑問を感じながらコックピットを作り、ボディーカウルまで作ったのだが、やはり、懸念は当たった。どうしてもカウルの部分で、ゆがみが出てしまうのだ。
 原因は各接着のズレから、薄いところに歪みが生まれることと、木工用ボンドの水分によって、たわみやゆがみが出てしまうことだ。印刷面、特に黒の発色が気に入っていたのだが、どうしても0.12mmでは薄い。今まで使っていたハイパーレーザー紙の0.16mmは最低限の薄さだし、逆にこれ以上厚くなると細かい部品の工作が不可能になる。なるほど、精密なペーパークラフトの型紙を販売する会社の推奨用紙になるわけだ。
 せっかく、2週間かけて、タイヤ、ハブなどの足まわり、コックピットを完成させたけれど、もう一度紙を戻して、作り直そうと思う。

 まあ、道楽の世界なので、失敗も楽しい。