メインマシンをiPad Proにする

 iPad Proが新しくなった。性能的には前のもの出ると変わらないが、魅力だったのは、最低の容量が128GBになって、しかも値段が下がったことだ。iPadはminiだけで良いかなと、ProもiPadも売却してしまったのだが、やはり大きめのiPadは欲しい。それは「役に立つ」からとか「仕事に必要だから」という動機づけは不要だ。iPad Proの新型だから欲しい。それだけで十分の理由になる。

 そういうわけで新型を発表直後にポチッとして、25日に到着して使い始めている。まずはmagic trackpadに対応したことが大きい。早速使ってみると、これがスムーズで、快適だ。さらに、予想以上に快適なのは、日本語のライブ変換だ。これは外付けキーボードを使っているときに効果が発揮されるのだが、入力画面上の文字列で自動的に変換して、しかもコンテクストに合わせた変換がされる。実は、ポメラDM30の変換よりも素晴らしい結果を残してくれる。予期せぬ効果だが、これでiPad Proをメインマシンに使う気持ちになった。

 これまではMacBook Proに外付けのモバイルモニターをつけて使ってきたのだが、使い始めにいちいちパスワードを入力するのが面倒だった。主に自宅の書斎での使用とはいえ、万一の盗難や、外に持ち出した時の盗難に備えてパスワードはかけてある。仕事上、重要な個人情報を扱うので、それは最低限のマナーだと思っている。だから、致し方ない手順だと思っていたのだ。

 しかし、iPad Proなら、顔認証で、自動的にすワイプするだけで使えるようになる。これはありがたい。しかも、MacBook Proはエクセルでしばらくいくつかのデータを弄るとファンが鳴り始めて、快適ではなかったのだが、iPad Proなら静音だ。さらに12.9インチのサイズにしたので、画面も見やすい。今回は持ち運びは全く考えていないので、このサイズにした。ただし、もしもを考えてCellularモデルとしてある。

 通信についてだが、今まで楽天モバイルのデータ通信SIMを使っていたのだが、ほとんど使用しないで毎月900円の維持費がかかっていた。これはもったいないなと思っていたら、なんとIIJが毎月150円で維持できるesim対応のサービスを開始したので、早速こちらに乗り換えた。データ通信には月単位で1GBを300円で購入する必要があるが、使わなければ、これを購入する必要もなく150円の維持費で済むというわけだ。私のように自宅の書斎でwifiをメインに使うものにはありがたい。

 さて、iPad Proがメインになったとはいえ、MacBook Proでなければできないタスクもある。そこでVNC ViewerというアプリでMacBook Proにリモートアクセスしている。速度はネイティブに使うようには快適ではないが、私には十分だ。またMacBook ProVM Ware Fusionを立ち上げると、そこに入っているWindows10も立ち上がり、iPad Proの画面内でMacWindowsも操作できてしまう(笑)。

 iPad Proを横向きにして、外付けのトラックパッドやキーボードを使う分にはMacBook Proの使用感とさほど変わらない。だが、実は決定的な違いはiPad Proはすぐに手にとって、手元で雑誌もPDFも見られる、さらには縦置きにして、雑誌や、紙面イメージで文字入力ができるということだ。画面だけ、縦でも横でも瞬時に自由にできる快感はPCでは味わえない。縦置きにして、文書作成をすると、30年近く昔のAppleの15インチ縦型モノクロモニターを思い出してしまう。

 書斎ではiPad Pro、持ち出しにはiPad miniという棲み分けはできた。E-inkのデバイスでは、書斎ではBoox Max3を使う。となると、足らないのは、持ち出し用にE-inkデバイスだ。LikeBook AlitaもAresも売却してしまったが、もう一度、Aresを購入しようかと迷い始めている昨日今日である。

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