いくつものiPadに囲まれて

 本学でも春学期は全てオンライン授業を行うことが発表された。この新型ウィルスの影響で担当する学生の顔もまだ見られないのはとても寂しいが、知的な活動は立ち止まるわけにはいかない。オンラインという限られた状況の中でもどのように学生たちの知的好奇心を喚起していくか、我々教員の力が今試されている気がする。

 さて、教材を作り、YouTubeに上げる講義ビデオも、今は全てiPadで行っている。Keynoteによるスライド撮影、音声を録音しながらの画面録画、iMovieでの編集、ビデオとしていくスポートしたら、最後はYouTubeにアップロードする。

 毎回回収する課題の添削もiPadだ。英文解釈や手書きで書くように指示したものは、写メで送ってもらい、それをダウンロードして、iPadのペンで朱を入れる。添削した画像を添付して学生に送る。今までは実際に紙で行ってきたものをjpegやPDFに置き換えただけだが、これなら、お互いに証拠を持ち会えるのでいいと思う。ちなみに、この添削の時はiPad Proで資料を確認し、iPad AirApple Pencilを走らせて、書き込み、傍においたiPad miniでエクセルの学生名簿を表示させて、課題の点数を入れていく。大学でも自宅の書斎でも同じ環境を再現しているので、在宅勤務の日でも滞りはない。さらにiPhone Proでメールチェックの画面も開くので、机の上はかなりすごい状況だ(笑)。

 本当なら、同時にチェックしたいメールアドレスが3つあるので、最低あともう一つiPadが欲しいのだが、それはやりすぎだろうか?(笑)