超、朝活

 朝に何か自分を高める朝活というのが流行らしい。私の場合は子供の頃から何かするときは朝だった。プラモデルを買ってくれば翌日の早朝から作り始めていたし、中学生になって試験がある時には当日の朝早く起きて勉強していた。朝5時には父が市場に買い出しに行くので、そのついでに起こしてもらっていたものだ。

 成人してからも勉強は朝がメイン。5時から、6時に起きては本を読む生活だった。だが、このところ、その早朝の開始時間が早まっている。帰宅して、夕食後にテレビを見ずに、ネットを見つつ、8時から9時には寝てしまうので、起きるのも早くなった。今は2時から4時の間に起きるようになってしまって、朝活の時間が長く取れるようになったのである。

 子供の頃、2時といえば、草木も眠る丑満時。とても怖いイメージがあったが、3時くらいになると夜と朝の狭間を感じ、この季節は4時過ぎになると空が白み始めて、鳥の鳴き声が聞こえると朝の到来を感じる。

 何かしら、落ち着いてやるのなら、やはり朝がいい。一旦睡眠で頭を休めてから何かをする方が新鮮な気持ちで知的作業に向かえるからだ。本当は読書に集中したいところだが、実は学生の課題の添削の時間にもなっている。あと3週間、この添削に追われたら、自分の読書と執筆に集中することにしよう。