ひと夏の夢

 今年の6月の初めに、エアベッドを購入した。空気で膨らますもので、子供の頃によく遊んだビニールのプール素材でできたベッドだと思ってくれればいい。自動的に空気を入れる装置がついて7000円弱だった。書斎でソファがわりに、エアコンを効かせて寝ながら本を読むのにいいと思い購入した。購入後は、ちょっと書斎が狭苦しくなったものの、寝ながら本を読み、時には昼寝をして、心地よい時間を過ごした。

 だが、今日寝てみると、異常に空気が抜けている。空気を足してみたが、ちょっと時間が経ったら、空気がかなり抜けていた。どこかで何かが当たったのか、空気を入れる時にでも、圧力で接合部に穴ができたのか、わからない。確実なのは使い物にならなくなったということ。1シーズン保てばいいかと思って買ってはみたものの、実際に使い物にならないとなると、とてももったいない気持ちが強くなる。気軽にオンラインショッピングをできるようになったものの、よくよく考えて買い物をしないと、結局は安物買の銭失いとなりかねない。この失敗をいい教訓にしなければ。