母校の偉業

 ♪い〜わ〜をう〜ち〜、とどろに返す、真白なる波のゆくえよ、♪

とは我が母校、神奈川大学の校歌である。私は学部は神奈川大学、その後に大学院で国際基督教大学(ICU)に進んだのだ。以前はICUの後輩に当たると、不遜にも眞子様のことも書いたりしたが、私も一応、「まこ」なのだ(笑)。

 さて、先程、ネットで神奈川大学の研究室がロケット打ち上げに成功したとのこと。なんともまあ、すごいことをしてくれた。私が在学中には神奈川大学と言っても知名度が低かったが、その後の箱根駅伝や野球の活躍で少しは知られる存在になった。ちなみに神奈川大学は「神大(じんだい)」というのだが、神戸大学の人は「神大(しんだい)」と縮めるらしい。

 大学時代は、安い店で、みんなでお金を出し合って、トリスのボトルを入れ、一人1000円くらいで酔っ払っていた。せんべろの走りみたいなことを学生時代にしていたのだ。飲み会の後は決まって締めに大学の校歌を歌った。あの頃はまだまだ泥臭い学生も多くて、校歌を歌うことに美学を感じていた学生も少なからずいたのだ。

 今の大学生はどうなのだろうか。神大も数年前に学会で訪れた時には、洗練されていて、あの頃の汚い学食のイメージもなく、泥臭さもない。さらに近年はみなとみらいに綺麗なキャンパスも作ったらしい。私の知る神大はノスタルジックな世界に閉じ込められたのだろうか。

 いずれにしろ、ロケットはすごい。神奈川大学の発展をOBとして、心から祈りたい。