ハンドヘルドコンピューターの夢

 今から27年前に、名古屋で懇意になったMacを扱う小さなパソコンショップのオーナーから、面白いものありますよと紹介されたのがHP200LXだった。これは単三電池2本で約1ヶ月駆動する300gほどのパソコンだった。性能はと言えばその5年くらい前のIBM PCのラップトップと同程度で、しっかりとDOSが動くものだったし、何と言っても驚きは、当時の表計算ソフトの標準でもあったLotus 1-2-3が内蔵されていたことだ。

 Nifty-serveのフォーラムや本を参考に日本語化してずいぶん楽しんだし、このマシンのおかげで出席や成績管理は表計算ソフトを使うようになった。このマシンの虜になった人は多いし、これでモバイルコンピューティングという概念画が大きく成長したと思う。

 そんな楽しかった時代が化石時代のように、今は便利なスマホとなり、なんの不自由もないが、いじって楽しいとか、手の中のパソコン感が乏しいように感じて寂しい。

 そんな中iPhone 13 Pro Maxを触ったら、重いけれど、面白い。縦につかって、キーボードを叩くと、当時のワクワク感が蘇ってくる。今なら1月20日まで、お試しできるので、思わず注文して、今はそれでこのブログを入力している。24回のお小遣いで払うか、やはり返品するか、年明けまでじっくりと試してみようと思う。