このところ昔購入した専門書を再読している。中には自分が30年近く前に翻訳したものもあり、今から読み返すと、「ここはその表現じゃないぞ」と自分自身にツッコミを入れてしまう(笑)。
あらためて読み返すと言語学に関する自分の理解がまだまだ不十分で、あらためて理解できたところも多々あり、また授業で説明した項目が、それでよかったと確認できることも多々見つかった。
新しいものを追い続けるのも大切なのだが、ふと、後ろを振り返って、もう一度道を辿り直すのも良い。自分の人生はやり直しができないが、勉強だけはいつだってやり直しを許される。だったらその特権を活かすのもいいことではないだろうか。