今年を振り返る

 いよいよ令和4年、2022年も終わる。世界的なことではロシアのウクライナ信仰ほど衝撃的なことはなかったし、国内でも日本の政治家が銃で公衆の面前で殺されるという想像を超えたことも起きた。スポーツでも芸能でもいいこと、ショッキングなこと、さまざまなことが話題になったようにも思う。

 さて、自分自身を振り返ると、どうだったのだろうか。様々な出会いと別れがあり、忙しい職務の中であっという間に時間が過ぎた、そう思う1年だった。管理職の仕事は目の前の事務仕事に追われるものではない。それはいわゆる部下にやってもらう。我々のような立場の仕事は親と同じで、「心配すること」と「祈ること」であり、そこに「考えること」が加わる。運営上の支障や対人的な問題など、どうしようと心配し、うまくいって欲しいと願い、対策を考える。それは必ずしも部長室にいながらすることでもなく、24時間どこにいようと、何をしようと追われるものだ。

 研究面ではなかなか進まなかったが、いくつかの研究書の参考文献に自分の論文があることを見つけたのは望外の喜びだった。若い頃の論文だが、それでも誰かが評価してくれたという証でもあるし、その一冊が大家の著書であるなら、なおさらだ。これを励みとして、もう一度頑張りたいという気になる。今年はドイツ語を学び、スペイン語と韓国語のテキストを手にした。来年はスペイン語に真面目に取り組みたいと思うし、ロシア語や中国語も触れてみたい。

 来年は還暦になる。ノストラダムスの大予言を信じていたので、まさかこの年齢まで生きるとは思わなかった(笑)。引退まで10年となる来年、様々なことを形として完成できるように「終わり」を始めなければならないだろう。

 

 今年も一年、このブログをご覧いただき、ありがとうございました。来年も細々と続けますので、ご覧いただければ幸いです。皆様にとって来年が素晴らしいとになりますよう、お祈りいたします。