カタチが気になる

 最近テレビだけでなく、周囲の言葉遣いの中で気になるのが「カタチ」だ。「この商品をお客様に提供させていただくカタチになっております」とか、「新しくこの商品を開発させていただいたカタチです」とか。過剰な「させていただく」も気になるのだが、それ以上に、「カタチ」ってなんだと思う。「この商品をお客様に提供いたします」という表現でいいのであって、お客から許可を得たわけじゃないんだから「させていだく」こともないし、まして、「カタチ」は要らない。なんだかインチキな敬語で「カタチ」が普及しているようなのだ。

 ちなみに、これは若い人ばかりではなく、中高年も使っているのが観察できるから、広くビジネスの中で浸透しているのかもしれない。言葉の変化は誰に求められないのは自明のことで、私も授業中で話をするのだが、好みの問題は別な話だ。不要不急なのは外出だけではなく、言葉も同じだと思う。必要のない「カタチ」はない方が良い。

 

 はて、私も時には愚痴を書かせていただくようなカタチでよろしかったでしょうか?

久しぶりにペーパーモデル作成報告

 このところ忙しくて、ペーパーモデルに手をつけることができなかったが、この週末、ちょっと気分転換に作ってみた。レーザープリンターを購入して、改めて印刷し、最初から始めたものだが、これでRenault RE30を4回作り直していることになる(笑)。さすがに慣れてきたのだが、やはりこれは難しい。特にエンジンのパイピングは一番の難所だった。これはもう忍耐力というか、注意力というか、めげない心を鍛錬してくれる(苦笑)。タイヤ、ディスクまわり、エンジン、ボディの基礎がこれまでに出来上がってきた。

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今回は特にターボエンジンを見てもらいたい。

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お約束の大きさ比較。エンジンと十円玉。

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さて、7月中には完成するだろうか?

カラフルiPad Pro

 前に、読むためのiPadと書くためのiPadがあると書いた。学生からの課題を手書きで添削するのにiPad Airを使って毎日鞄に入れていたのだが、さすがにiPad Air, iPad mini, Kindleを入れて持ち運ぶのは重い。そこでBoox Max3の売却金を当てて、自宅で書くようにiPad Pro 11インチも購入した。書くためのiPadにはペーパーライクというフィルムを貼る。そうするとApple Pencilに適度なトラクションがかかり書きやすくなる。ところがこのフィルムを貼ると、画面がギラつぶになるので、見るためのiPadとしては些か辛いので、これを両立させるのは意外に我慢かお金が必要となる(苦笑)。

 大学にはiPad Airを置き、書斎にはiPad Pro11インチで対応することにした。さて、同じ色のiPadが並んでいても面白くないので、アマゾンで適当な飾りグッズを見ていたら、背面と側面に貼り付けるカラースキンがあるので、購入してみた。背面の傷防止にもなる。このスキンがかなりいい。手触りもいいし、適度な厚みがあるけれど、しっかりとApple Pencilを側面で充電できる。お洒落な色合いを楽しむのも複数台持ちの楽しみなのではないだろうか。

 

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 調子に乗ってApple Pencilのカラーシリコンカバーも購入してしまった(笑)。

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Kindle Paperwhite をおしゃれにする

 Kindle Paperwhiteにカラーモデルが出た。いままでに使っていたもので、そのカラーバリエーションが増えたとのことで、早速買ってしまった。実は以前から、レザーのブックカバーを両面テープで付けて使っていたのだが、その色が鮮やかなライム。黒いデバイスは馴染みがないなと思っていたところ、新色に緑のセージがあったので、それにしてしまったのだ。

 やはりライムのレザーカバーにぴったりであった。60手前のおっさんには似合わないかもしれないが、すごく気に入ってしまったコンビネーションなのである。

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巨星、落つ

 日本の言語学において、機能的な研究を本格的に広げた先駆者は色々と挙げられるだろうが、そのうちの1人に間違いなくあげられるのは私の恩師であるF.C. Peng先生であろう。Peng先生は社会言語学、幼児言語学、神経言語学、と研究会を立ち上げ、セミナーも開催して、世界各地から一流の学者を招聘しては、日本に機能的な言語研究の種を撒いて下さった。私も弟子の1人として、言語研究にいかに取り組むべきか、学者というのはいかにあるべきかを身近で教えていただいた。

 特にM.A.K.ハリデー教授を日本に招聘し、1週間のセミナーを開催して、現在の選択体系機能言語学のきっかけづくりをしてくださったことは特筆に値するだろう。あのとき、スタッフの1人として資料のコピーをしながら、色々と私自身も学ぶことができた。

 強烈な個性ゆえ、様々な軋轢もあり、弟子として巻き込まれることもあったけれど、世界学会に行き、Peng教授のもとで勉強していると言えば、どんな学者にも通じたときには、恩師の活躍ぶりにあらためて驚嘆したものだった。

 そんなPeng先生が先週の水曜日に逝去された。お嬢さんからのご連絡を先ほど受けた。年賀状だけのやりとりだったけれど、数年前、学会の特別講師として招聘したときには、面前で私も研究発表をした。そのあとで「佐々木くんね、よく出来てたよ」とお褒めの言葉をいただいたときには、ようやくPeng先生の元から卒業できたような実感があった。

 

 Peng先生、先生の口癖の「よろしいですか?」は今や自分の口癖になっています。先生からご教示いただいた言語への取り組み方、学者としての生き方、貫けるように頑張ります。

どうか、安らかに。

 

Requiescat In Pace

 

 

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生きると命

 アメリカではBlack lives matterの運動が激化しているというニュースを目にするようになった。日本のメディアでも取り上げられるのだが、英語の教員としてどうしても気になるのは、このスローガンを日本のメディががどう発音しているかだ。要は、リブズなのかライブズなのかである。liveを動詞として考えるとリブズになるだろう。三人称現在単数でsがついたと考えればリブズだが、liveを動詞として考えると普通は自動詞だから、その後のmatterがつながらなくなる。そうなると、これはlifeという名詞の複数形のlivesでライブズという発音が正しくなる。Black livesで黒人の命という名詞となり、そうすればmatterが動詞として認識できて、黒人の命は重要だという意味になる。

 残念ながら、メディアによってはこれをリブズと発音するところがいくつかあった。きっと今はそういうことはないのだろうが、しっかりとした文構造を認識しないとこういうことになるという例になるだろう。

 アメリカもそうだが、世界の各地で人種や民族に対する差別的な行動が激化しているように思う。人はどうしても自分よりも弱い対象を見つけて、いじめることで鬱憤を晴らすのかもしれない。今のような経済格差の増長、新型コロナウィルスによる不安、雇用に対する不安、そういった中では余計に差別的な気持ちが助長されるだろうし、また今の抗議運動もそう言った不安への抗議でもあるのかもしれない。平常時には見えないものも、平常時だからこそ浮き彫りにされる。人間の理想と現実を見せつけられる時、はて、自分はどうなのかとあらためて、問われているんじゃないだろうか。

iPhoneSEへと機種変更

 新しいiPhoneSEに興味があるが、我慢と書いたのは先週のことだったろうか。あれから逡巡して、「とりあえず、お試しで」とiPhoneSEを購入した。木曜日に到着し、金曜日にセットアップして、1日使ったところバッテリーの消費具合が予想以上だったので、「やはり返品か」と手続きをした。箱に戻して、返品準備をしたものの、もう一度手に取ってみると、やはり軽さに惹かれ、もう一度セットアップして、もう少しだけ使うこととした。

 画面はiPhone 11 Proと比べれば表示が若干小さいし、バッテリーの持ちも悪い。ネットではiPhone 11 Proのバッテリーの持ちがむしろ驚異的なのだという評価があり、考え方によってはiPhoneSEの方が「普通」と考えればいいのかもしれない。今回「軽さ」にこだわるには理由がある。4月からついた役職上、どうしても電話を片時も話すことができない。仕事時間を離れても連絡が来ることがあるからだ。そうなると「絶えず持てる」環境が必要となる。さらに、妻よりワイシャツの胸ポケットにiPhoneを入れることに禁止令が出た。今まで重めのiPhoneを胸ポケットに入れていたせいか、ポケットがほつれることが多くなったからだ。

 はてさて、上記のように環境が変わり、ズボンのポケットに入れやすいもの、となるとiPhoneSEの軽さと薄さは魅力となった。バッテリーに関しては職場にも無線充電器を用意したので、問題はない。画面が小さくなったことはiPad miniを見ればいいだけのことだ。

 さらに背中を押したのはiPhone 12の噂だ。今のうちならiPhone 11 Proもそこそこの値段で売れる。それをiPhone 12の資金に当てればいいのではないかと考えたのだ。

 iPhoneSEはワクワクするスマホではない。むしろ、平常心で使える日用品としてのiPhoneだ。しかし、だからこそ、気軽に意識せず使えて、必要以上に神経を遣うこともない。シリコンケースに入れ、ガラスフィルムを貼れば、他に何かがポケットに入っていても気兼ねなく放り込めてしまうのだ。

 きっと使い込んでいくうちに不満も出るのだろうが、iPhone7やiPhone8を使っていた延長だと考えれば、特に大きな不満はないことだろう。

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