激辛チャレンジに思う

 テレビ番組の大食いが好きだ。自分が食べることが好きなせいか、巨大メガ盛りを見ると、目が食べたくなる。もちろん、実際には食べられないのだが、それをパクパク食べる姿は見ていて気持ちがいい。ギャル曽根の食べっぷりはいつ見ても気持ちがいい。もちろん、大食いできない人は、それを番組では持ち帰りましたと報告して、無駄にはしませんでしたよとアピールする。きっとそうだろうと思う。

 しかし…激辛となるとどうなんだろうと思う。激辛チャレンジで、カプサイシンパウダー、キャロライナリーパー、ハバネロ等の激辛スパイスによって、もはや「痛い」という感覚の食べ物にそそられることがない。そして、一番疑問なのは、チャレンジに失敗した人たちの残りの問題だ。大食いの残りなら持ち帰って後日食べられる。しかし激辛のものでは時間を置いても食べられないだろうから、結局捨てることにしかならないはずだ。この物価高で、食料品が勿体無いと言われるご時世で、果たして激辛は許されるのだろうか。ふと、疑問と違和感を感じた昨夜のテレビであった。