略奪愛

 時に、人はふとしたきっかけで、不条理で理屈では説明できない心の揺れが出てしまう。平穏無事で、これまで上手くやってきたパートナーがいるのに、何の問題もないのに、それでも別に心が揺らいでしまう。一度はダメだと自分に言い聞かせて、雑念は払ったはずなのに、気がつけば、それでも走ってしまったのだ…Apple Storeへ!

 

f:id:msasaki1963:20201108152010j:image

(写真ではわかりづらいが、グリーンのモデルを選んだ)

 

 なぜ、一度は返品したiPad Air4に再び手を出したかというと、妻子のiPhoneの買取価格を調べていたら、iPad Pro 11インチの買取価格が上がっており、iPad Air4に乗り換えてもプラスになるからだ。iPad Pro 11インチモデルはcellularの128GBモデルなのだが、実は実際には30GBぐらいしか使っておらず、自宅と職場でWIFIが整っているので、ほとんどcellularを使わない。さらにiPhone 12が5G契約となって、使い放題になり、気にせずテザリングができるようになったことも大きい。それならばと、iPad Air4の64GB, WiFiモデルでいいじゃないかとなったわけだ。

 またProモデルに拘っていた理由の一つがPro motion pictureで画面の書き換え速度がないと手書きでストレスが溜まることだったのだが、学生の添削については手書きは最小限にして、テキスト貼り付けの形をとればそれが気にならなくなる。手書きのメモだが、今ほとんどの時間を過ごすオフィスには旧型のiPad Proがあって、それが手書きを担ってくれる。そうなると、iPad Pro 11インチモデルを持っていても、なんというか活かしきれずに勿体無いのである。今の高価格の買取価格なら、損失もそれほど感じない。

 というわけで、私の心はiPad Air4に奪われてしまったのである。