アタッシュケースの思い出

 今夢中になって見ているのがアメリカドラマのThe Big Bang Theoryだ。大学の研究者4人のオタクと彼らを取り巻く彼女たちのsit comでなかなか知的な心をくすぐる面白さがある。Huluではシーズン9まで見ることができるが、すでにシーズンの最初の数話まで見てしまった。

 さて、このドラマを見ていたら、主人公の1人、ペニーが医薬品メーカーの営業職を始めたときにアタッシュケースを持つのだが、それを見て、「あっ!」と声を出してしまった。それは30年近く前に、当時付き合っていた彼女から、誕生日プレゼントにもらったものと同じだったからだ。カナダ製で、革製の重たいが、しっかりした作りのもので、25年以上それを使った。最後はヒンジが壊れてしまったので、捨てたのだが。

 1990年、初めて大学で非常勤講師をした時には、その鞄に英和中辞典と和英中辞典を入れて、毎日持ち歩いていたのだが、かなり重たかった。アタッシュケースの重さも加わり、かなりの重さだったが、満員電車の中、よく片手でもっていたものだと、今になって感心する。やはり若かったのだ。今や700g程度のiPadとスマートキーボードのセットですら、重たいと愚痴ってしまうのである(苦笑)。

 The Big Bang Theory は割と人気があり、昨日、授業中に話をしたら、学生の1人がやはり見ていた。どうやら、Bazinga!といってわかってくれる人は結構多いようである(笑)。もしも皆さんも見ているようだったら、Pennyの就職の時の会を見てください。あの茶色いケースですよ。