ポメラの使いこなしのコツ

 しばらくポメラをほったらかしにしていたのだが、システムのアップデートで少しばかり反応がきびきびして、使い勝手がよくなった。電子ペーパーは反応が遅くて、使い物にならないという否定的な評価がポメラ DM30には多いけれど、LikeBookのような他の電子ペーパーBluetoothキーボードをつないで、Google日本語でエディターを使ったときの方が遙かに使い勝手は悪い。それくらべれば、ポメラはがんばっているし、やはりふたを開けて、キーボードを開けばすぐに使えるというのは便利だ。
 ポメラの使いこなしのコツはショートカットをいかに自分で登録するかだと思う。はじめからある程度のショートカットは割り当てられているが、それが自分のスタイルとあうかどうかは別問題だ。たとえば、F1キーにすべてファイル処理のコマンドを割り当てて、F2のキーには編集に関するコマンドを割り当てると、パソコンのワープロ画面を思い出させてくれるので、スムーズな入力になる。
 単語登録も変換効率を上げる意味では、大切だというのは今更いうまでもない。ところが、この単語登録は結構面倒だと思ってしまい、やらないですませていることも多い。特に急ぎの場合はなおさらで、本当なら、単語登録しておけばいきり立つこともないのに、どうしてもそれを怠り、結局文書の作成時にいらつくことになる。時間があるとき、暇なときにこまめに日頃使う語彙、特に専門用語や固有名詞をちょっとだけでも登録しておけば、格段に使いやすくなる。
 それから、実際に文章を入力すると、へんてこりんな変換も多い。それを回避するには、使い始めの最初の数週間は子供をあやすように、誤変換を正しく文節切りしてあげて、変換をただしてあげると、次からはその頻度が下がっていく。
 ポメラ DM200のようにATOKが賢い場合は、誤変換の確率がさがるのだが、ポメラ DM30では手間がかかる。まあ、手の掛かる子ほど、可愛いものなのだが(笑)。

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