Proからの引退

 昨年の春、iPad Proを入手して、色々とここに書いていた。iPad Pro 12.9インチはファンレスのパソコンとして考えても優秀で、特にMagic Keyboardとの相性が良かった。

 ところが、秋にM1 MacBook Airファンレスで優秀な速度に魅了されてからはiPad Pro 12.9はニーチェアに座り、人間ダメになる格好でのブラウザーとして使うだけで、せっかくの性能が生かしきれず、このためだけに高価な機材を使う必要があるだろうかと疑問が出始めた。

 そこで何度となく売却を試みるも諦めていたのだが、先日ついに売却をした。代わりに無印iPadを購入して、気軽にニーチェアに座りながらのブラウジングに使っている。

 iPad Pro 11インチも使っていたが、それはiPad Air第4世代に交代し、MacBook ProMacBook Airに変わった。iPhone 11 Proも無印のiPhone 12に変わり、プライベートの空間からはProと名のつくものが消えた(ただし、職場はMacBookiPadもproを使っている)。自宅でのんびりと趣味や執筆の業務だけなら、もうproモデルは必要ない。20年くらい前なら、音声編集やビデオ編集に夢中でいつも最新の最高マシンを手にしていたのが嘘のようだ。

 Proスポーツの選手も引退の時期が難しいようだが、私はあっさりとProからの引退を決めてしまったのである。