Pro仕様こそ遊び用という矛盾

 IPhone の新型も発表されて、無印とProの二種類が発表された。iPhoneはミニサイズを愛用しているので、このサイズがなくなったのは残念だが、きっと来年のこの時期、ミニが消える前に、もう一度IPhone 13 miniは購入するかもしれない。それだけmini は電話として常時携帯に向いている。

 さて、iPhone Pro はさらにカメラ機能が突出してきた。少し前の高級コンデジ並みの性能で、もうこれでいいんじゃないかというくらい。今はプロカメラマンもiPhone を使うらしいが、これだけ画像にこだわるのなら、それはむしろ写真好きのアマチュア向けとも言えるのではないだろうか。趣味というのは生産も、コストパフォーマンスも視野に入れず、「好き・嫌い」、「いい・悪い」の感覚の世界だ。そこに「この写真綺麗!」となれば、それは心に突き刺さるし、その機材が欲しくなる。無印のカメラもかなり良くて、SNS レベルなら問題はない。だが、もしも海外旅行に行くとなって、やっぱりそれなりに写真は残しておきたいとなると、Proの望遠も捨てがたい。こういう時に、本当のプロなら別にカメラ機材はもっていくだろうし、いくらなんでもiPhone だけでは仕事はしないだろう。むしろ、趣味人の方がiPhone proの手軽さと高性能に惹かれるはずだ。

 コロナ前にコンパクトデジカメを買ったのだが、結局どこにも連れ出すことができずに埃をかぶっていた。カメラはもうこの一台でいいとは思ったが、使わないものをもっていても仕方ないので、手放すこととした。むしろ、もっと毎日使うものに変えたほうがいいのではないかと。もしかすると今度は、その売却代金を原資として、スマホ機能がついたカメラを買ってしまうかもしれない(笑)。