iPadの高性能化に思う

 新型iPadが発表された。Proも無印もそれなりに発展した形での新型だと思う。円安の影響でどうしても価格が上がってしまうのは仕方ないが、価格に対しての性能を考えると以前ほど心ワクワクということもない。

 iPadはこれまで順調に進化して、今ではノートパソコンと並ぶか、超えるほどの性能となった。コアユーザーはiPadの足を引っ張るのはハードではなく、iPadOSだという人もいる。それだけハードの性能は高い。

 しかし、ハードが進化し、ソフトもそれなりに進化したからと言っても、成長できないものが一つある。それはその機材を使うユーザー自身だ。確かにハードもソフトも進化し、便利になった。だが、普段、それだけの高性能を使いこなしているだろうか。結局、Webを見たり、メールを書いたり、メモを取ったり、動画を見たりが関の山だ。そう考えると、今の機材でさえ、フル活用しているとは言えない。

 これまで、新型が出るたびに心躍り、購入してきたけれど、今回は流石にその気にはなれない。私も還暦が視野に入って、少しは心が落ち着いたのかもしれない。