Apple Watchのその後

 Apple Watchの話は前回書いた通りである。あれから、Apple Watchをできるだけににつけて、歩行数とか心拍数などをチェックしては、「良し、良し」と健康的意識高い系を気取っていた。他にも便利なことといえば、電話がなれば手首の振動で教えてくれるので、電話に気づかなかったということがなかった。ちょっとした買い物なら、iPhoneを持たずに決済までできるし、家族とのLINEメッセージの交換も行えた。なるほど、便利である。

 しかし、である。普通の腕時計以上に手につけていて、やれ体のデータだの、電話だの、LINEメッセージだのと、拘束度が高い。逃げられないのである。なんとなくの閉塞感さえ感じる。あると便利ではあるが、なければ困るというものでもない。運気について指導してくれる先輩からApple Watchはやめておけと言われた理由がわかる気がした。自分の全てが機械に支配されてしまう感覚なのだ。

 人によっては全く気にせず、便利だと使う人もいるし、それでいいと思う。ただ、私には合わなかった。やはりiPhoneの方が写真も撮れるし、世界の広がりも大きい。私はこれで行こうと思う。