オリジナルサイン

 35年くらい前から、自分のオリジナルロゴが入った文房具に憧れがあった。ルーズリーフだったり、便箋だったり。雑誌で作家が自分の名前の入った原稿用紙に執筆する姿を見ると、いつかは自分もあんなものが欲しいと思っていた。大学院の時、とあるルートで中古のコピー機を購入することができて、アパートの部屋の真ん中に置いた(笑)。そこで、簡単にコピーができるようになったことから、学部学生に頼んで、自分の名前をデザインしてもらい、それをルーズリーフの下に入れて、自分だけのオリジナルノートが作れるようになった時にはずいぶんと嬉しかったものだ。

 数日前、FaceBookに自分のオリジナルサインをデザインしてくれる会社の広告が表示され、ついついみてしまい、勢いで、注文してしまった。プロがデザインしてくれるという。日本円で5000円くらい。面白そうだと思い、様々なスタイルから好きなものを選んで注文してしまった(笑)。

 そして、2日後に届いたのが、これだ。

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 プロがデザインするほどじゃないだろうと思えば、そうだし、やはりプロだなと思えば、そうである。でも、なかなかかっこいいではないか。今後はこのサインをうまく使っていこうかなと思う。

ひと夏の夢

 今年の6月の初めに、エアベッドを購入した。空気で膨らますもので、子供の頃によく遊んだビニールのプール素材でできたベッドだと思ってくれればいい。自動的に空気を入れる装置がついて7000円弱だった。書斎でソファがわりに、エアコンを効かせて寝ながら本を読むのにいいと思い購入した。購入後は、ちょっと書斎が狭苦しくなったものの、寝ながら本を読み、時には昼寝をして、心地よい時間を過ごした。

 だが、今日寝てみると、異常に空気が抜けている。空気を足してみたが、ちょっと時間が経ったら、空気がかなり抜けていた。どこかで何かが当たったのか、空気を入れる時にでも、圧力で接合部に穴ができたのか、わからない。確実なのは使い物にならなくなったということ。1シーズン保てばいいかと思って買ってはみたものの、実際に使い物にならないとなると、とてももったいない気持ちが強くなる。気軽にオンラインショッピングをできるようになったものの、よくよく考えて買い物をしないと、結局は安物買の銭失いとなりかねない。この失敗をいい教訓にしなければ。

ライフスタイルとiPad

 複数のiPadを持つのは、それぞれに目的があるからだ。家庭の料理なら、包丁は一本で済むが、プロの調理師であれば複数の包丁を使い分けるのと同様に、iPadも使い込んでいくと、それぞれの長所と短所、使う場所や目的に応じてどうしても複数欲しくなる。

 今は、家庭のプライベート、無音PCとしてiPad Pro 12.9インチを使い、外への持ち出し用と外出先での利用にiPad Pro11インチを使っている。特に11インチモデルはノート書きをするための「書くための」iPadとしても使っている。また、システムノートとして使うために常時カバンの中にはiPad miniが入れてある。これは授業中に手にしながら、教室巡回をしながらポイントをプロジェクターに無線で表示するために重宝していた。

 さて、今年に入り、授業の多くが遠隔となって教室を巡回する必要がなくった。また役職となって会議が増え、その都度メモを書く頻度が高くなった。また老眼が加速して小さな表示が読めなくなってきた。こうなるとこれまでiPad miniが活躍してきた場面がなくなってきた。専用のオフィスに座って仕事をすることが多くなると、そこに道具を置きっぱなしにすることができ、持ち歩く必要がなくなる。iPadも置きっぱなしにできるのならと、考えてしまう。また、手書きが増えてくると、iPad Proの120Mhzの画面の書き換え速度の快適さがよくわかるようにもなってきた。

 そこで、iPad miniは手放し、iPad Pro 11インチにその役割を果たさせようかと今、思案中なのである。ライフスタイル、自分の仕事の状況、これらが変化するのに応じて、使いこなすiPadも変わっていくのだろう。

2台のiPadでマルチタスク

 iPad OSがSplit Viewに対応して、二つのタスクを切り替えることが簡単にできるようになったものの、12.9インチでも、じつは画面が狭くなって使いづらい。現実的にはMacBook Proを見ながら、サブディスプレイを併用するか、iPadをサブディスプレイとして使う方が現実的だ。だが、MacBook Proはすぐに熱を帯びて、ファンの音が鳴り出す。早朝の4時から5時の静かな時間帯に小さいとは言えMacBook Proのファンの音は相対的に大きく聞こえるのである。

 そこでiPad Pro 12.9 とIPad Pro 11 を二台並べて使ってみることにした。普段は12.9がメインで11はメモを手書きで書くために使っている。両方ともにMagic keyboardを充電台として使っていることもあり、並べて使うことが簡単だ。実際に、12.9でScrevenorの画面を出して、11でMS Wordを開いて、原稿を描き始めたら、なかなか快適だ。驚いたのは、12.9のScrevenorのテキストをコピーして、11のWordにそのままペーストできることだった。同じWiFiに接続していれば、できる機能だったはずだが、こうして利用すると、iPadの複数利用がそのままマルチタスクになる。無印iPadを複数用意して、まるでマルチモニターのように使うこともありなのではないだろうか。

 IPadはまだまだ、楽しいことに溢れている。

今週の成果

 今週末から、サーティーズTS20を作り始めた。1978年モナコブランプリでビットリオ・ブランビラが運転したものだ。70年代のF1はリアタイヤとフロントタイヤの大きさの違いが特徴と言えるだろう。エンジンは70年代はFerarri以外は、Ford Cosworthの独占だったと思う。YouTubeで70年代のF1レースを見ると、タイヤのグリッドが強くなく、ドリフト走行が当たり前のように見える。タイヤが大口径でなく、設置面積を小さくしてもグリップ力を強めるのは80年代後半からのようだ。

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フロントサスペンションの車軸は、直径2mmのシャープペンシルの芯だ。建築用らしく2Hで硬いので、いい感じである。

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70年代のモノコックは割と作りやすい。

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ことばと国家

 学生時代に読んだ田中克彦先生の『ことばと国家』(岩波新書)を改めて電子書籍で読み直してみた。読んだ当時の記憶はほとんどなく、改めて読んでみると、授業の中で話をしている内容と重なるところも多く、染み渡るように内容が入っていく。もう一度、「確かに!」と改めて勉強になったのは、「母語」と「母国語」の違いだ。特に意識せずに同意として使う2語なのだが、確かに明らかな差がある。改めて、言葉は民族であり、民族は言葉なのだと痛感する。内容はここには書かないが、この夏に旧約聖書コーラン新約聖書についての本を立て続けに読んだせいなのか、ユダヤ人のことも理解できた上でのイディッシュの話は特に興味深いものがある。

 言葉に興味がある方々には是非ご一読いただきたい良書である。

今日の工作

 今日は朝からいくつか工作をしたので、その報告をする。

 

まずはKindle Oasisのブックカバーだ。純正のレザーカバーをつけていたのだが、それだとどうしても無線充電のレシーバーが取り付けられない。取り付けられるように、余ったブックカバーを活用することにした。

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そのままだと、サイズが合わず、上下が余ってしまうので、台紙を取り付けて、その台紙には余った革を取り付けて、見栄えをよくしてみた。

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Kindle Oasisはいつものように両面テープだ。これで無線レシーバーを取り付けることができた。

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皮は巻き込んであるので、少し浮きが出ている。

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 次はクアデルノのペンを充電するケーブルが机の上で目障りだったので、いっそもう一つ余っている無線レシーバーを活用して、無線充電できるようにしてしまおうと、無線充電用のクレードルを作ってしまった。

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要するに、レシーバーをペンに取り付けて、それが無線充電きに乗るようにしてあげればいいだけなので、複雑な工作ではない。余っていたアクリル板を切り、無線充電器に合わせてレシーバーを取り付けたら、後は見栄えのために、余っていた革を上から貼り付けただけだ。充電中はペンがある程度動かないようにするためにホルダーがわりに革を巻いて、両側面に取り付けただけ。

 

裏から見ればこの通り。たまにしか使わないので、壁にかけられるようにかけ紐も別の余った革で作った。

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取り付けは、アダプターを差し込むだけ。

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充電中は赤いインディケーターも見えるようにした。

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全体で見るとこんな感じ。

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 もう一つ。いつも鞄の中にはシューホーンを入れているのだけれど、取り出しが面倒で、紐をつけたらいいかもと思い、余っている革を切って紐状にして、取り付けた。

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全体的にはこんな感じ。

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ちなみにカバーは名前入りなのである。

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