今まで課外出張の時など、飛行機の中では必ずBoseのノイズキャンセリングヘッドフォンQ15を使ってきた。耳に当たるウレタン部分は一度交換して、使い始めて、かなりの年数がたつ。正直、長距離の飛行機移動で、このヘッドフォンがあるのとないのでは、騒音からくる疲れが全然違う。機内につたわるエンジン音を聞かずにすむだけでもストレスが軽減する。
そのヘッドフォンなのだが、部屋の中でもエアコンや扇風機の音が消えるので、本を読むときには便利に使っていた。しかし、有線での接続ということと、耳が覆われる不快さが夏には不向きなのである。そこで、ワイヤレス型でいっそ、イヤホンはどうなのだろうとネットで調べていたら、SonyのWF-1000XM3がすごく評判がいい。ソニーの直営店で視聴してみると、なんとノイズキャンセリングの性能もいいし、音もいい。Boseの大げさな低音を感じることもない。ほとんど衝動的に購入することにしたのだが、なんと直営店でも在庫はなく、ほぼ一ヶ月待ちとのこと。まあ、急ぐものでもないので、注文したのは先月のことだった。
そして、ようやく手元に届き、部屋の中や、町中でバスや地下鉄の中で使ってみたのだが、大変に心地がいい。イヤホンなので、長時間耳に入れていると耳が疲れてしまうが、ノイズキャンセルはかなり効果がある。また指先で、イヤホンをタップするだけで、ノイズキャンセリングや環境音を聞くモードの切り替えが簡単に出来るのも嬉しい。
ネットや雑誌でも、ベストバイとの評価がつけられている。電子ペーパー以外でも、ようやくSonyの本領発揮という商品を手にして、日本メーカーよ、今後も頑張れ！と心の中で応援したくなった。
