中華製E-ink機材の光と影

 OnyxのBoox Max3の販売店が増えたせいか、ネットでも販売ニュースやレビューの記事が出るようになった。このブログの読者なら、Boox Max3の話は過去の彼方に消えているかと思う(笑)。ハードウェアとしてのE-inkタブレットは良いのである。OnyxのBooxも、BuoyeのLikeBookもそこそこ使える。確かにKindleリーダーとして使うなら、素晴らしいし、E-inkの見やすさは本当に快適だと思う。しかしながら、である。それは、「読むだけなら」の限定がつく。内容をシェアしようとすると、必ずどちらの機材もエラーが出るのだ。Google Storeでダウンロードしたある意味、正規のkindleを使った場合だ。

 これらの中華製タブレットにはそれとは別にストアが用意されていて、そこでもkindleアプリがある。きっと、それならシェアはできるのだろう。私はそれは使わずに全て手放した。あれこれ考えた末、きっと何かしらのシェア制限がかかっており、googlekindleからのシェアができないようにしている。独自に用意したものならシェアできるにしても、それはどこかでその記録が抜かれているのではないかという懸念が生まれた。その瞬間、BooxもLikeBookも手放して、熱が覚めてしまった。

 製品のレビュー記事の中にはそういう話は出てこない。ビジネスに関連している場合は特にそうなのだろう。このブログが一時急速に閲覧数が増えたことがある。調べたら、どうもLikeBookの記事へアクセスされていたようだ。みんな具体的な情報が欲しかったようで、ここに来たようである。さて、今回、またBoox関連から、ここへのアクセス数は増えるかどうか。是非購入の前に、ここに記したこともよくお考えいただければ良いんじゃないだろうか。