一周回って、振り出しに戻る

 新型iPad Proの顛末を書いてから、気持ちが収まりかけてきたと思ったものの、やはりiPad2台持ちは懐が痛い。いくら分割払いをして、月々のお小遣いから賄うにしても、その分を少しは貯金に回さないと時計のオーバーホールもできない。

 そんなことが再び頭をよぎってきて、さてどうすると、考え、何を優先するかを考えた。iPadは机の上で使うものではなく、立ったまま、あるいは外で使うためのもの。机の上ならMacBook Pro だってある。確かに大画面は魅力だが、そのために1週間に一度しか使わないiPadのために支払いをするのも無駄だ。

 では、どうするとフラフラと悩んだ結果、振り出しに戻ることになった。もう一度新型iPad Proの11インチ(今度はシルバー)に買い替えた。大山鳴動して鼠一匹ではないが、あれこれ悩んで、振り出しに戻ったわけだ。Apple Storeで購入した場合は返品期間があるので、今回は助かり、逆に悩むことになったのだが、これほどまでに機種選定に迷いが生じたのは初めてだ。それだけ、今回の新型iPad Proの機種選びは悩ましいということかもしれない。

結末

 昨日、新型iPad Pro 12.9インチで授業ができるので、iPad 9.7インチモデルを手放すと書いてから、随分と考えた。親指の付け根は昨日の授業の時に痛くて、しばらく違和感が消えなかったことがどうしても引っかかった。もちろん、自作の手袋改造プロテクターをするのもいいのだが、それも格好が悪いし、何よりも、iPadを持つことくらいで、手袋とか、プロテクターというのも仰々しい。

 どうしようかと考えると視界にiPad 9.7インチが目に入ってきて、「手離さないで」と言っているような気がする(笑)。さて、どうしようかと庭の草むしりをしつつ、考えて結論を出した。新型iPad Pro12.9インチは書斎のデスクトップマシンとする。持ち出しはiPad 9.7インチとする。そうなるとApple Pencil 第2世代は必要ない。さっそくネットで売りに出したら、30分で売れてしまった。さらにSmartkeboardも注文していたが、キャンセルした。これで12.9インチマシンは書斎の机上マシンで、雑誌やネットを見る時に、タブレットして、使うことになった。

 そうなると腕時計も再考する必要がある。まあ、メインの時計がオーバーホールする時に使うとして、このままにしておいてもいいのだが、もしもうまくいけばと、ネットで売りにも出した。買い手がつかなければ、無理に値段を下げずにこのまま使うつもりだ。

 この2週間のあれこれの騒動が、これで収束することになるだろう。

iPad Pro 12.9でも授業が可能

 先週から、散々このブログで悩みを綴ってきたが、今日、新型iPad Pro 12.9インチを使って90分の授業を行った。手袋はせずに素手で行ったのだが、痛みは掌ではなく、どちらかというと親指の付け根のあたりに感じた。ここだとすると、実はiPad 9.7インチモデルの丸まったエッジは関係なくなる。とはいえ、この角ばったエッジと重みでいささか痛みを感じるのは確かだった。

 しかしながら、実際に授業で使うと、持ち手をかえたり、教卓に置いたりと、いつでもか片方の手だけに負担がかかるわけではないこともわかった。週に一度の使用であれば、充分実用に耐える(他の授業は研究室に置きっ放しの第2世代のiPad Pro12.9インチで行なっている)。授業中でも、無意識に丁寧に扱っていたし、これなら問題はない。専用の腕時計を買った意味もあったわけだ。これなら明日にでもiPad9.7インチは返品ができるかもしれない。

セルラーモデルだけ?

 昨夜からネットの書き込みを見ていたらら、新型iPad Proの反りはセルラーモデルのアンテナ付近で見られるものようだ。持ち出しをしていない人でも、セルラーモデルのアンテナのところで微細ではあるが、曲がっているのが見つかっているらしい。使用してからというよりも、製造過程での取り付けの問題ではないかとの噂もある。

 私のモデルはWi-Fiモデルで、アンテナがないから、ネットにあるような反りは見当たらない。昨夜は動揺したが、少し、気を取り直し、落ち着いて考えてみると、やっぱり道具は使ってこその価値であり、複数台の機材を使うと、どうしても稼働率が低くなって、無駄になる。iPad 9.7インチは持ち出し専用とするにしても、今は重いカバンを卒業して、SonyのDPT-CP1だけを持ち歩く生活なので、稼働率は週に1度しかない。それならば、iPad Pro 12.9を週に一度だけ、気をつけて持ち出してもいい。

 やはり、今日の授業はiPad Pro 12.9 でやってみることとする。

新型iPad Pro 12.9インチモデルはデスクトップiPadなのか?

 今日ネットを見ていたら、2週間新型iPad Pro12.9インチを使っての長短をレポートした記事を見つけた。その中で衝撃的だったのは、普通に使っていたのに(と、著者は言うのだが)、少し反りがあることに気づいたというのだ。その記事では量販店に展示してあるものでも反りが見られたとのこと。果たして、使用しているうちに反ったものなのか、あるいは元からあるものだったのか、定かではないが、やはり気軽にカバンの中にポンと入れることはできないモデルには違いがない。海外では、バックパックの中に入れておいただけで反ってしまったとの報告もある。おそらく、本やノートに挟まれる圧迫に弱いのかもしれない。

 記事を読み終えてから、急いで、自分のiPad Proを見てみたが、幸い反りは見られない。しかし、思った以上に繊細なマシンには違いがないようだ。普段、自宅書斎の机の上で使っている分には申し分ないし、椅子に座りつつ、お腹の上において、雑誌を読むには快適だ。ビデオ鑑賞にも音の良さも相まって快適そのものである。

 しかし、である。これを気軽に、鞄に入れて、いつでもどこにでも持ち出せる、というものではないようだ。いわば、デスクトップiPadとでも言えるものなのかもしれない。せっかく、掌プロテクターをつくり、専用の腕時計を買って、iPad Pro12.9インチモデルだけで、こなそうと考えていたが、やはり、iPad 9.7インチモデルを持ち出し専用モデルとして使うのが無難なような気がしてきた。明日の授業から、iPad Pro 12.9インチモデルを持ち出して使うと書いたものの、やはりiPad 9.7インチを気軽に鞄に入れ込んで使っていこうかと今は思っている。

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せっかく買ったんだけどね。まあ、これはこれで、普段使いできるからいいのだけれど。

 

掌をまもればいいじゃないか!

 新型iPad Proの角がたったデザインは片手持ちには辛いと昨日書いたところだが、共感する方が多いのか、あるいはそのことを調べたい人がいるのか、昨日だけでこのブログのアクセス数が急増した。結局iPadも併用するという2台持ちしか解決策はないだろうと、結論付けたのが昨日だ。

 だが、昨夜風呂に入りながら、ふと思った。「そうか、掌が痛くなるんだったら、掌をまもればいいじゃないか!」と。そこで、寝る前にアマゾンで指無し手袋を探し、気分はDaigoのウィッシュだったのだが、どうも気にいるものがない。それにいいなと思うものは、以外に高い。さて、どうしようと思って、下駄箱を掃除していたら、無くなったと思っていた革手袋が出ててきた。結構汚れているので、使うには気がひける。そうだ!これだ!

 さっそく、その手袋をはめて、iPad Proの12.9インチモデルを持ってみた。すると、どうだろう、わりとエッジの痛さが革のクッションで和らいでいる。これならありだ。

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さっそく、この手袋の指の部分だけをハサミで切ってしまった。

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つけてみると、下のような感じだ。

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それで、iPad Proを持ってみる。

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いいじゃないか〜(井之頭五郎的に)。

 

 これなら、かなりいい。使うのは週に一度だけの名城公園キャンパスでの授業のときだけだ。幸い、まだiPadは来年の1月20日までが返品期間なので、ちょっと、この手袋を週明けの授業で試してみようと思う。これでよければ、あとは磁気問題を考えて安い時計を買うだけだが、それでもiPadを買うよりは安くつく。これでこの問題の最終解決となればいいのだが…。

 

 

iPad Pro 12.9インチの周辺機器としてのiPad 9.7インチ

 前の記事にも書いたように、新型iPad Proは片手では持ちづらい、磁気が強くて、腕時計に影響が出る可能性がある、もしかすると曲がりやすいというネガティブな情報がある一方で、前の機種よりは軽くなり、Apple Pencilの使い回しが良くなった、Smart keyboard folioとの一体性がある、というポジティブな面もある。本当であれば、この機種一つでさまざまな用途をまかないたかった。磁気の問題は、使うときだけ安い腕時計に付け替えればいいし、曲がりやすいかもしれないところは扱いに気をつければいい。だが、片手で持つと手が痛くなることだけはどうしても難しい。サードバーティー製のケースをつければ、丸みを帯びさせることも可能だが、そうなると、今度はApple Pencilの使い回しに影響も出るし、smart keyboard folioが使えなくなる。

 まあ、そういうことをこの2週間ほど、いろいろと考えて、悩んだ結果、行き着いた結果が、新型iPad Proを12.9インチモデルに変更し、さらに、持ち歩いて授業に使うのは、iPad 9.7インチモデルにするということだった。実は夏前にiPad 9.7インチモデルを購入していたのだが、新型のiPad Proを買うにあたり、購入資金を作るために、売却してしまった。だが、こういうことになり、再びiPad 9.7インチモデルを購入し直した。もったいない話ではあるが、結果として、こうなってしまったが、あらためて、iPad 9.7インチモデルの使い勝手の良さを認識することとなった。痛い出費だが、これで衝動買いも落ち着くだろう…か?

 

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