GigSkyを試してみる

 iPhone Xs Mac's はeSIMを搭載している。国内のキャリアーが対応していないので、国内にいる限りは使うことがないが、海外に行った時に、現地のSIMを購入する必要もなく現地のキャリアーや世界対応のキャリアーと契約できる利点は大きい。どんな感じか、試していたいと思っていたら、どうやらGigSkyを世界対応のキャリアーと簡単に契約できるらしいので、試してみた。

f:id:msasaki1963:20190115084851j:image

 GigSkyのアプリがあるので、それを無料でダウンロードして、指示に従っていく。1日500MBというプランで1200円だったので、試してみた。全て自動でやってくれるので、設定は、データ通信をprimaryの楽天モバイルとするか、secondaryとして設定したGigSkyとするかだけだ。

f:id:msasaki1963:20190115084944j:image

 画面にも二つのキャリア(楽天モバイルdocomo)が表示されたので、ちょっと感動した。

f:id:msasaki1963:20190115084917j:image

£4.IOs.od.の謎

 前回書いたThe Meaning of Everythingを読んでいたら、Samuel Johnsonの英語辞書の一冊の値段について£4.IOs.od. a copyと書いてある。はて、いったいこれはなんだろうか?最初は例の電子版で読んで見つけた箇所なので、てっきり、例のタイプミスだと思い、改めて、紙の書籍で調べ直したら、なんと同じである。ミスではないらしい。

 では、いったいこれはなんの記号なんだろうか?辞書でIOSを検索しても見つからないし、google先生に聞けば、今時はiOSということでしか引っかからない。そもそもIO(アイ、オー)というアルファベットなのか、数字の10なのか。od.の部分もアルファベットのoなのか、数字の0なのか。d.は何を表しているのか。

 あれこれとネットを探してもわからないので、ふと、これが値段表示であることを思い出し、「IOs.od. 通貨表示」と検索してみたところ、19世紀の穀物取引の記録が見つかった。IOSと書かれているところに下に、6Sとあるから、このIOは数字の10だ。どうやら、数字の10をアルファベットのIOで代用しているらしい。さらに、6d.という表記もあるので、od.も数字の0のようだ。

 あとは、このs.とd.の記号の意味だが、sはシリングのことだとすぐに分かったが、d.がわからない。さらにgoogle先生に尋ねてみると、19世紀のイギリスではシリング以下の単位で、d.を使っていたことがわかった。これで、値段表記の意味もわかった。

 新年早々、いい勉強となる。今年も、学ぶ姿勢と喜びだけは忘れたくない。

ブログ初め

 あけまして、おめでとうございます

 本年も、よろしくお願い申し上げます

 新年早々だが、昨日Amazonのサポートセンターに電話をして、購入した電子書籍の返金を願い出た。2003年に出版されて、ずっと本棚の肥やしになっていたThe Meaning of Everything: The Story of the Oxford English Dictinoaryという年末年始に、急に読みたくなって、電子書籍版なら便利だと思い、検索したところ、1000円ちょっとであるではないか。これ幸いと購入して読み始めたのだが…

 なんだか変な単語が出てくるのである。prompdyとか、subtdyとか、辞書には無い単語がいくつも現れる。さらにはcircumstan cesのように不必要にスペースが空いているところもある。prompdyなら前後の関係から、promptlyになるはずだし、subtdyもsubtleになっていなければ通じない。そう考えると、きっと紙の書籍をOCRにかけて電子版が作られたに違いない。lake leaveという表現もあって、あらゆる辞書を引いたが、さっぱり意味がわからなかったが、これもtake leaveなら意味が通じる。

 あまりにも単語がおかしいし、不必要なスペースはあるし、逆にスペースがなければならないところが繋がっているしで、ちっとも読書に集中できなかったので、サポートセンターに電話をして、経緯を説明したら、返品期間が過ぎているので、ギフトポイントという形で対応してもらった。

 昨日、研究室に行って、紙の書籍をめくり、該当の箇所を見てみたら、やはりpromptly, sublte, take leaveとなっていた。本の内容はとても面白くて、英語辞書の最高峰であるThe Oxford English Dictionary (OED)ができるまでの話である。なんと企画から70年近くもの歳月がかかって完成したという途方も無い辞書だ。大学院生になって、初めて使うようになったが、書籍で購入すると25冊くらいで、50万円近い値段だったのを覚えている。学生には手の出ない辞書だった(金額だけではなくて、その一冊の大きさは重さも普通の大辞典の1冊分だった!)。

 OEDは現在は3rd Editionで紙の書籍はなく、オンラインでの閲覧だけだ。毎年更新の契約で見られるようになっている。OEDは文学や語彙の歴史的研究には必須だが、私のように現在の英語が研究対象だと、引く機会も少ない。OEDの縮約版であるShorter Oxford English DictionaryだけはiOSアプリになっているので、それをたまに使うくらいだ。

 OEDは英単語の語源や意味の変遷を見るにはとても良い。英語のプロの方は、ぜひ一度図書館でOEDを引いてもらいたい。

f:id:msasaki1963:20190104121924j:image

DTP-CP1とiPad Proの連携:PDFを取り入れる

 日頃の仕事の記録と、研究ノートの作成をソニーのデジタルペーパーDPT-CP1からiPad ProのGoodNotes4に切り替えることを前々回に書いたと思う。その結果、思わぬ効果があり、研究室に置きっぱなしのiPad Proとポケットの中のiPhone Xs Mac’s と自宅のiPad Pro11インチが連動して、iPad Pro11インチを持ち運ばなくても記録が取れ、持たないモバイルの再来を書いた。

 そうなるとDPT-CP1が本当にビューアーだけになってしまうので、なんとか活用できないかと考え、DPT-CP1でも記録を取り、それをiPad ProのGoodNotes4に取り込んでPDFをマージすればいいんじゃないかと考えたのだが、なかなか一筋縄ではいかなかった。

 まず、DPT-CP1でメモを取り、

f:id:msasaki1963:20181228150748j:image

それをDPA Mobileというアプリを使ってiPadに取り込こみ、

f:id:msasaki1963:20181228150446j:image

それをGoodNotes4で開くようにしてみる。すると、DPT-CP1でメモしたところが、すっかり豆腐状態となり、正しく表示できない。

f:id:msasaki1963:20181228150632j:image

ここからが問題なのである。どうやって、正しく表示させることができるか。いろいろと試行錯誤を重ねたところ、Documentsというアプリを使って、一旦読み込んでから、出力すればいいということがわかった。

f:id:msasaki1963:20181228150945j:image

Documentsで読み込めば、まずは表示が正しくなる。

f:id:msasaki1963:20181228151133j:image

Documentsで開いたら、右上の…からshare(出力)を選ぶ。

f:id:msasaki1963:20181228151330j:image

すると出力形式を聞かれるので、かならずflattened copyを選択する。

f:id:msasaki1963:20181228152747j:image

続いて、出力先を選ぶように求められるので、そこからGoodNotes4を選ぶ。

f:id:msasaki1963:20181228151551j:image

すると、正しく表示されたものがGoodNotes4に取り込まれるので、それを既存のメモファイルにマージすればいい。

f:id:msasaki1963:20181228151753j:image

 

いささか面倒ではあるが、これで軽いDPT-CP1を引き続きメモにも使うことができ、なおかつ、iOSバイスでいつでも、編集できるファイルとして使えるのだから、便利極まりない。重たいデバイスを持ちあることを覚悟して、GoodNotes4への変更を決めたのだが、結果はその逆で、むしろ軽くなっていくし、持つにしても従来の軽いDPT-CP1で構わないという、まさに瓢箪から駒の結果となった。

 

 

 

立ってiPad, 寝てiPhone, 机上でやるならMacBook Pro

 立って半畳、寝て一畳、天下取っても2合半。これはいくら出世した人でも、成功した人でも、限りがあり、「吾唯足知」を表現した言葉と捉えられる。さて、今年も、ここでは様々なガジェットについて書いてきたけれど、やはりガジェットをいくら使っていても、自ずから使う頻度が多いものは決まるし、必要以上には使いこなせない。立って授業するときにはiPadだし、寝モバにはiPhoneを使うが、仕事の作業をこなすならMacBook Proになる。

 前回、iPad Proをノートがわりに使うと書いたが、これはかなり良い。今まではDPT-CP1を絶えず持ち歩いていたが、iPad ProのGoodNotes4を使い出したところ、研究室に置きっ放しのiPad Proとポケットの中のiPhone Xs Mac's が連動し始め、デバイスを持ち歩くことがなくなった。研究室や教室ではiPad Pro 12.9 (第二世代)、移動中はiPhone, 自宅ではiPad Pro 11インチとなったのだ。持ち歩くデバイスの重量が増えると危惧したら、逆に、持ち歩く必要がなくなってしまったのだ。

 こんな風に連動したデバイス達だが、これを超えるほどには数はいらない。また2台体制のソニーのデジタルノートだが、こうなると2台も必要かと自問が始まる。リーダーとしてどこまで持ち歩いていただろうか?もしかすると1台は研究室に置きっぱなしにして、いつでも自炊した研究書を読めるようにするのが理想なのかもしれない。もしも余るのなら、売却して、次のガジェット資金にするのも悪くない。

 

 来年はどんなガジェットが出るのだろうか?ついつい衝動買いしてしまうのだろうが、楽しみだという自分と、「吾唯足知」を心得よ、と声高にする自分との間できっと、来年も悩むことだろう。まだまだ煩悩の塊で、悟りは遠いようだ。

iPad Proをノートにしてみようと思う

 ソニーのデジタルノート、DPT-CP1を購入してから、すっかりノートはこの電子ペーパーになった。軽いし、書きごごちもいい。本当はビューワーのつもりで購入したのだが、いつしか、ノートとしての機能が優っている。

 だが、ノートとしてみると不満もある。色が青と赤しか使えないのと、画面ではその違いがわからないということだ。さらに、本を読んだ時に、引用文を書き写すのはなかなか時間がかかる。タイプができれば、あっという間にできるのだがと、思ってします。そこで、可搬性とそこそこの手入力、さらに、タイプができるということで、iPad Proをノートがわりに使うことを決めた。とはいえ、重量が今までの2倍になり、重たい。バッテリーもDPT-CP1ほどには持たない。だが、画面は明るいし、色も使える。コピペも簡単だ。とりあえず、明日から、どんなものか、使っていこうと思う。

Kindle PaperWhite 2018モデルを購入

 Kindleの新しいPaperWhiteモデルを購入した。一昨日から始まったアマゾンのサイバーマンデーで4000円引きになっていたので、ポチッとした。とはいえ、これは衝動的なものではなく、ずっと狙っていたのだ。

 今まで研究費で購入したKindle Oasisを使っていた。画面が大きいのは良いのだが、片側に重さが集中しているために、ずっと持ちづらさを感じていた。その点新しいPaperWhiteはサイズも小さくなり重さもoasisより軽くなったので、安くなったら買おうと決めていたのだ。以前kindlekindle voyageに使っていた文庫本用のレザーブックカバーもジャストサイズで使えるのが嬉しい。これから鞄に入れるkindleはこれに決まりだ。

 Kindle oasis は研究室に置きっぱなしにして使うことにする。

f:id:msasaki1963:20181209171209j:image