2023-01-01から1年間の記事一覧

他人の褌で相撲をとる

昨日授業で学生に「他人の褌で相撲をとる」と意味を聞いたら、誰も答えられなかった。皆、聞いたこともないし、知らないという。もちろん説明はしたのだが、大切なのは昭和のおっさんたちはこのような表現を当たり前に使い、しかもそんなおっさんたちが社会…

耳ざわりがいい?

テレビで「耳障りなことばかり言う」と政治家のことを批判する人がいた。はて、この発言、最近ではあちこちで聞くのだが、これは正しくは「聞こえのいいことばかり言う」ではないだろうか。そもそも、「耳zわり」とはすでに「障り」という文言に否定的な意味…

ライ麦畑でつかまえて

学生時代、同じクラスの学生が、サリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて』という作品について熱く語ってきたことがある。イギリス大好きで、イギリス英語を意識して話そうとしていて、ファッションもその当時流行していたブリティッシュロック系を追っている…

I’étranger

村上春樹のエッセイを読んで、しばらく忙殺から逃げるようにしていた。小説を読んでも、エッセイを読んでもやぱり村上春樹は村上春樹だ。彼の体験や価値観は行間から滲み出てくるし、誰の影響を受けたかとか、どんな知的体験をしてきたかがわかる。 そんな中…

生徒と学生

最近、学生でも、あるいはマスメディアでも、大学生を「生徒」と呼ぶことが多い。先ほど見たドラマでも、「。。。先生のゼミでお世話になった生徒の〜です」と言っていた。きっと多くの人にとっては不自然ではないのだろうが、大学関係者としては大いに不自…

還暦

先週、還暦になり、家族や後輩からプレゼントをもらった。温かい言葉とねぎらいの言葉に感謝が絶えない。 家族からというと、普通なら赤いちゃんちゃんこなのだが、うちはちゃんちゃんこではなく、Tシャツであった。 大谷翔平選手のエンジェルスのユニフォー…

最後の50代

50代としては今日が最後となる。色々あった50代だった。どちらかといえば、辛い50代であった。「耐える」という言葉を本当の意味で知った50代だった。体が衰えるということもようやくわかった50代であった。この年齢でもまだまだ学び直しができると感じた50…

学生の活気

いよいよ新学期が始まった。この3年、キャンパスから学生の声が消えていた。2020年にはオンライン授業が主であったし、2021年も学生の姿はあっても、オンライン参加の学生も多くいて、さほどの活気はなかった。昨年、対面が戻ってきたものの、マスクをしたま…

激辛チャレンジに思う

テレビ番組の大食いが好きだ。自分が食べることが好きなせいか、巨大メガ盛りを見ると、目が食べたくなる。もちろん、実際には食べられないのだが、それをパクパク食べる姿は見ていて気持ちがいい。ギャル曽根の食べっぷりはいつ見ても気持ちがいい。もちろ…

年度替わり

ご無沙汰しています。 特に病気とか事故ではなかったものの、更新が滞ってしまった。年度末にかけて、それまでの疲れが出たせいなのか、何事にも気力が出なかった。2月頃まではドイツ語の勉強をしたりと、何かのと理組むことも、本を読むこともできたのだが…

春来たる

今日は諸事情があり、熱田神宮にお参りに行った。朝早くからの参拝は気持ちいい。微かに鶯の囀りさえも聞こえる。ふと、見てみると、有名な不成の梅の木に花が咲いているではないか。 いよいよ春の訪れが目でわかる。 中部国際空港に立ち寄って、その足で、…

ドイツ語勉強続く

前にここに投稿したドイツ語の幼児向けの本を読破した。なるほど、文法解説のテキストをざっと目を通した後は、やはり本を読むのが一番いい勉強になる。本を読みながら、実際の格の形と、かかり方をなん度も練習できたし、ドイツ語の不定詞がどのように現れ…

子供に帰る

先日、ドイツ語の先輩教員と話をしていたところ、学習者や子供が読みやすいようにリライトされた英語版のシャーロックホームズを読んでいるとの話を伺った。確かに教材として、段階ごとに書き換えられた物語は数多くあり、一冊でも読み終えれば達成感を得ら…

テレビで見る我が母校

この1月から始まったドラマに北川景子主演の「女神の教室」というのがある。法科大学院が舞台のようだ。いまさら、法科大学院か?というツッコミはさておいて、このドラマの予告を見た時に我が母校、国際基督教大学の本館がチラッと映ったような気がして、本…

3倍成人を祝う会

今日は成人の日の休日。例年であれば、20歳を迎える(迎えた)人の祝いの日だが、18歳が成人となってからは、名称がいろいろとかわっているそうだ。自分が成人の日に何をしていたかは過去のブログの記事を見ていただければわかるが、今年、私は還暦、3倍成人…

恭賀新年

明けましておめでとうございます 本年もよろしくお願い申し上げます 新年の挨拶としては遅いのだが、正月三が日は何もしないと決めていたので、今日があらゆることの「ことはじめ」となる。年賀状の整理も今日にした。 今年にかける思いとか、そういうものは…